雇われるだけの人生から目指せ独立、社会人2年目なゲーム脳SEのブログ。更新頻度=週2~3回。
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というわけで、本日お勧めいたしますゲームは、10月10日にValve社から発売されました、
「Half-Life 2 Orange Box」に同梱されているゲーム、「Portal」です。
パソコン版とXBOX360版が発売されており、PS3版も11月には発売されるようです。
ジャンルは、3D一人称アクションパズルゲームとでも申しましょうか。
全くイメージがつかめないと思いますので、まずはこちらのプロモーションビデオをご覧ください。
全部英語なのでさっぱり、なんだかよくわからないけどなんか凄い、といった感じではないでしょうか。
このゲームでは、手に持っている銃から怪しげなビームを出して、
壁や床に、2つの「Portal」の入り口を作り出すことができます。この2つのPortalはつながっていて、
Portalを設置し、一方の入口をくぐると、もう片方の入り口から主人公が出てきます。
この銃を利用して、ゴールまで辿り着くのが目的です。
見た目と違ってルールはシンプルでしょう?
(ポータルが作れる場所に制限はほとんどありません。ゲームバランス的に作れない場所はありますが。
いきなりゴールの目の前にポータルを作ってくぐることができたら、ゲームにならないですからね。)
まだよくわからないという方は、ドラえもんのとおりぬけフープを想像してみてください。まさにあんな感じです。
このゲームの優れている点は、大きく二つあります。
1:これまでにない、まったく新しい発想と感覚を持ったゲーム
2:秀逸なストーリーと世界観
まずは1から。
2点間を結ぶポータルを作ることができる、というのはそれだけでも面白いアイディアですが、
もちろん、そのアイディアだけではまったくパズルゲームになりません。
以下のようなオブジェクトがプレイヤーを待ち受けています。
・上に箱を載せることによって起動するボタン式の扉。
・エネルギー球をジェネレータに誘導することで起動する足場。
・正面に立つと攻撃してくる砲台。何らかの手段で倒すと壊れる。やたらと声が可愛い。
・普通の物体は通れるが、ポータル設置銃のビームは阻む電磁バリア壁。
ほかにもさまざまなものがあります。
ポータルの使い方も、単にくぐるだけではなくて、
入口を低いところの床に、出口を高い場所の壁に取り付けて、飛び込むことにより、
重力加速したキャラクターが勢いよく壁から飛び出す、といったアクションも可能になります。
こういった不思議な感覚がこのゲームの魅力です。
また、このゲームはゲーム中の物体(キャラクターやオブジェクト)に対して物理演算を行うため、
普通のパズルとは一味違う、「物理パズル」とでもいうべきゲーム感覚に仕上がっています。
自分がパズルの中に入り込んで、出口を探しているような感覚になれるゲームは、
日本の国産ゲームだと、なかなか見当たらないのではないでしょうか。
次に2の秀逸なストーリーと世界観について。
普通、海外産のゲームと言えば、ゲーム性は非常に良いのですが世界観もストーリーも大変陳腐で、
キャラクターも魅力的ではなく、それが日本人受けしない大きな原因の一つになっています。
例として、海外でもっとも有名な一人称アクションシューティングゲームと言えば、以下の4つなのですが、
・Doom
・Quake
・Half-Life
・Unreal
これら4つのゲームのストーリーはというと、
「ある日突然地球に凶悪な異星人、エイリアン、地獄の兵隊、要するに人類の敵がやってきて、
人類は壊滅状態になってしまいます。そこにアメリカンでムキムキなヒーローが現れて、
単身敵の陣地に乗り込んでボスをぶっ飛ばす!」
といった具合で、見事にストーリーが似通っています。
これではドラクエやファイナルファンタジーなど、
シナリオメインのゲームに慣れ親しんだ日本人には受けが悪くても仕方がないというものです。
ところがどっこいPortalは違います。
「ゲームが開始すると、いきなり狭い個室のカプセルから目覚め、
何が何だかわからないうちに、突然ボスキャラのコンピューターから、
あなたはAperture Science社のEnrichment Center研究施設の被験者に選ばれました。
といった具合のことを聞かされ、何が何やらわからないうちに目の前の実験(パズル)をやらされる・・・
そして後半になってくると・・・」
と言った具合のストーリーで、決して単調なものではありません。
さらにストーリーを支えるゲーム内の雰囲気が素晴らしい。
一言で言うならば、このValve社のロゴマークを見たときに、背筋に感じる不気味な雰囲気、
Valve節とでもいうべき雰囲気が、ゲーム全体を通して伝わってくるのです。
たとえば音声。
ゲーム中にボスキャラのコンピューターがいろいろと話しかけてくるのですが、
その声といい内容といい、無機質で不気味な雰囲気が見事に表現されています。
こちらはPortalの序盤のプレイ動画です。
どのような雰囲気なのかがつかめると思います。
そこかしこにある監視カメラや、すりガラス張りの監視ルームも、
自分が被験者、モルモットであるんだという雰囲気を作るのに大いに役立っています。
実験室の壁が開いていて、そこから裏に出ると、
そこにはこのようにパズルが解けずにのたれ死んでいった「モルモット」たちの残した文字が・・・
食糧缶詰や水のタンクが散乱していたりして、実に不気味でリアルです。
批評サイトなどでの評価も非常に高く、youtubeのコメントでは
・Yep, this is an awesome game!
(ああ、こいつは素晴らしいゲームだ!)
・Excellent gameplay,graphics and innovation = A near-perfect game!
(卓越したグラフィックと革新的なアイディアのゲームだ。ほとんど完璧だね!)
・There's nothing better than working as a test subject for some cake!
(一被験体としてケーキのために働くことほど素晴らしいことはないね!)
といった意見が目立つほど。
なにより、これほどの良作が「ゲーム5本パックのうちの1本」に過ぎないことが驚きです。
Half-Life 2 Orange Boxを購入すると、
・Half-Life 2
・Half-Life 2 Episode 1
・Half-Life 2 Episode 2
・Portal
・Team Fortress 2
これら5本のゲームがついてきて、それでいてお値段は6000円前後。大変お買い得です。
「海外のゲームはちょっと・・・」 というかたも、ぜひこの機会に一度お試ししてみてはいかがでしょうか。
「一人称視点の3Dゲームは酔っちゃうからちょっと・・・」 という方、
私だって最初は1日1時間もプレイしていると目の前がくらくらしてしまうほど3D酔いを起こしていました。
ですが、3D酔いは、毎日面白いゲームを少しずつプレイしていればすぐに慣れてしまうものです。
ただ、Valveのゲームはマップの構造が酔いやすいものが多いので、いきなりこのゲームから入ると
少々つらいかもしれません。どうしても3D酔いする方は、
まずは無料でプレイできる一人称視点の3Dゲームなどで慣らしてからプレイするのがいいかなと思います。
(最近ではハンゲームでも一人称視点ゲームがあるみたいですし)
一人でも多くの方が、海外にこんなに面白いゲームがあるんだ!
ということを知っていただければうれしいです。
ハーフライフ 2 オレンジボックス【日本語版】
ハーフライフ 2 オレンジボックス 優待版【日本語版】
「Half-Life 2 Orange Box」に同梱されているゲーム、「Portal」です。
パソコン版とXBOX360版が発売されており、PS3版も11月には発売されるようです。
ジャンルは、3D一人称アクションパズルゲームとでも申しましょうか。
全くイメージがつかめないと思いますので、まずはこちらのプロモーションビデオをご覧ください。
全部英語なのでさっぱり、なんだかよくわからないけどなんか凄い、といった感じではないでしょうか。
このゲームでは、手に持っている銃から怪しげなビームを出して、
壁や床に、2つの「Portal」の入り口を作り出すことができます。この2つのPortalはつながっていて、
Portalを設置し、一方の入口をくぐると、もう片方の入り口から主人公が出てきます。
この銃を利用して、ゴールまで辿り着くのが目的です。
見た目と違ってルールはシンプルでしょう?
(ポータルが作れる場所に制限はほとんどありません。ゲームバランス的に作れない場所はありますが。
いきなりゴールの目の前にポータルを作ってくぐることができたら、ゲームにならないですからね。)
まだよくわからないという方は、ドラえもんのとおりぬけフープを想像してみてください。まさにあんな感じです。
このゲームの優れている点は、大きく二つあります。
1:これまでにない、まったく新しい発想と感覚を持ったゲーム
2:秀逸なストーリーと世界観
まずは1から。
2点間を結ぶポータルを作ることができる、というのはそれだけでも面白いアイディアですが、
もちろん、そのアイディアだけではまったくパズルゲームになりません。
以下のようなオブジェクトがプレイヤーを待ち受けています。
・上に箱を載せることによって起動するボタン式の扉。
・エネルギー球をジェネレータに誘導することで起動する足場。
・正面に立つと攻撃してくる砲台。何らかの手段で倒すと壊れる。やたらと声が可愛い。
・普通の物体は通れるが、ポータル設置銃のビームは阻む電磁バリア壁。
ほかにもさまざまなものがあります。
ポータルの使い方も、単にくぐるだけではなくて、
入口を低いところの床に、出口を高い場所の壁に取り付けて、飛び込むことにより、
重力加速したキャラクターが勢いよく壁から飛び出す、といったアクションも可能になります。
こういった不思議な感覚がこのゲームの魅力です。
また、このゲームはゲーム中の物体(キャラクターやオブジェクト)に対して物理演算を行うため、
普通のパズルとは一味違う、「物理パズル」とでもいうべきゲーム感覚に仕上がっています。
自分がパズルの中に入り込んで、出口を探しているような感覚になれるゲームは、
日本の国産ゲームだと、なかなか見当たらないのではないでしょうか。
次に2の秀逸なストーリーと世界観について。
普通、海外産のゲームと言えば、ゲーム性は非常に良いのですが世界観もストーリーも大変陳腐で、
キャラクターも魅力的ではなく、それが日本人受けしない大きな原因の一つになっています。
例として、海外でもっとも有名な一人称アクションシューティングゲームと言えば、以下の4つなのですが、
・Doom
・Quake
・Half-Life
・Unreal
これら4つのゲームのストーリーはというと、
「ある日突然地球に凶悪な異星人、エイリアン、地獄の兵隊、要するに人類の敵がやってきて、
人類は壊滅状態になってしまいます。そこにアメリカンでムキムキなヒーローが現れて、
単身敵の陣地に乗り込んでボスをぶっ飛ばす!」
といった具合で、見事にストーリーが似通っています。
これではドラクエやファイナルファンタジーなど、
シナリオメインのゲームに慣れ親しんだ日本人には受けが悪くても仕方がないというものです。
ところがどっこいPortalは違います。
「ゲームが開始すると、いきなり狭い個室のカプセルから目覚め、
何が何だかわからないうちに、突然ボスキャラのコンピューターから、
あなたはAperture Science社のEnrichment Center研究施設の被験者に選ばれました。
といった具合のことを聞かされ、何が何やらわからないうちに目の前の実験(パズル)をやらされる・・・
そして後半になってくると・・・」
と言った具合のストーリーで、決して単調なものではありません。
さらにストーリーを支えるゲーム内の雰囲気が素晴らしい。
一言で言うならば、このValve社のロゴマークを見たときに、背筋に感じる不気味な雰囲気、
Valve節とでもいうべき雰囲気が、ゲーム全体を通して伝わってくるのです。
たとえば音声。
ゲーム中にボスキャラのコンピューターがいろいろと話しかけてくるのですが、
その声といい内容といい、無機質で不気味な雰囲気が見事に表現されています。
こちらはPortalの序盤のプレイ動画です。
どのような雰囲気なのかがつかめると思います。
そこかしこにある監視カメラや、すりガラス張りの監視ルームも、
自分が被験者、モルモットであるんだという雰囲気を作るのに大いに役立っています。
実験室の壁が開いていて、そこから裏に出ると、
そこにはこのようにパズルが解けずにのたれ死んでいった「モルモット」たちの残した文字が・・・
食糧缶詰や水のタンクが散乱していたりして、実に不気味でリアルです。
批評サイトなどでの評価も非常に高く、youtubeのコメントでは
・Yep, this is an awesome game!
(ああ、こいつは素晴らしいゲームだ!)
・Excellent gameplay,graphics and innovation = A near-perfect game!
(卓越したグラフィックと革新的なアイディアのゲームだ。ほとんど完璧だね!)
・There's nothing better than working as a test subject for some cake!
(一被験体としてケーキのために働くことほど素晴らしいことはないね!)
といった意見が目立つほど。
なにより、これほどの良作が「ゲーム5本パックのうちの1本」に過ぎないことが驚きです。
Half-Life 2 Orange Boxを購入すると、
・Half-Life 2
・Half-Life 2 Episode 1
・Half-Life 2 Episode 2
・Portal
・Team Fortress 2
これら5本のゲームがついてきて、それでいてお値段は6000円前後。大変お買い得です。
「海外のゲームはちょっと・・・」 というかたも、ぜひこの機会に一度お試ししてみてはいかがでしょうか。
「一人称視点の3Dゲームは酔っちゃうからちょっと・・・」 という方、
私だって最初は1日1時間もプレイしていると目の前がくらくらしてしまうほど3D酔いを起こしていました。
ですが、3D酔いは、毎日面白いゲームを少しずつプレイしていればすぐに慣れてしまうものです。
ただ、Valveのゲームはマップの構造が酔いやすいものが多いので、いきなりこのゲームから入ると
少々つらいかもしれません。どうしても3D酔いする方は、
まずは無料でプレイできる一人称視点の3Dゲームなどで慣らしてからプレイするのがいいかなと思います。
(最近ではハンゲームでも一人称視点ゲームがあるみたいですし)
一人でも多くの方が、海外にこんなに面白いゲームがあるんだ!
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ハーフライフ 2 オレンジボックス【日本語版】
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